プリウス無給油の旅 Part4 【CS探偵団】
2008/11/05
■いよいよ本州から九州へ!無給油で到達できるか!?
東京から926km走り、燃料計の残りも3メモリとなった3日目。プリウスで行く無給油の旅もいよいよ大詰めです。3日目は広島からガソリンがなくなるまで、ひたすら走り続けたいと思います。果たして本州を渡りきるのか…?
3日目がスタートしたところで、恒例のおさらいから始めましょう。東京~広島(Part1~Part3)までの926kmの道のりを、わずか数行で振り返りたいと思います。
10/20(月)の午前6時に東京を出発。10時に小田原、12時に静岡に到達。16時に浜名湖で夕陽を眺め、22時過ぎに名古屋を通過。日付が変わった午前2時に京都に到着。2日目となる10/21(火)は、午前10時にホテルを出発。13時に大阪を通過、15時に神戸のカワイイ女の子に癒され、18時に姫路城で元気と勇気をもらい、テンションはアゲアゲ!21時にファミレスで夕食をとり、日が変わった10/22(水)の午前2時に広島の宿に到着。
ということで、無給油の旅ラストを飾るPart4。元気よく五箇条を復唱!
-プリウス無給油の旅・五箇条-
●10/22(水) 11:00
プリウスで無給油でどこまで行けるか3日目。
今日でストップするだろうと、軽やかに出発!といきたいところですが、チェックアウトの時刻になっても相棒が現れません。発疹でも悪化したか、これ一大事とばかりに携帯に入電。
「すいません、今起きました」。いやコレ仕方ないんです。本当に疲れているんです。寝ても疲れがリセットされないほどに。普段遅刻しないような男が起きられない状態といえば、その過酷さがわかっていただけるでしょう。
●11:30
昨日の疲れを引きずりながら、広島を出発。ほどなく日本三景の一つ「厳島」へ渡るフェリー乗り場に着きますが、時間もないのでスルー。燃費と走行距離を検証する旅とは言え、ほぼ一日中車に乗りっぱなしという現状に、だんだん嫌気がさしてきます。車だけでなく、船にも乗りたかった…。
広島県を脱出し、本州最西端の山口県へ。
するとほどなく日本三名橋の一つである「錦帯橋」の看板が見えてきました。ここはほぼ2号線沿いですからタイムロスもたいしたことないので、ちょっと立ち寄ることにしました。
ちなみにこの錦帯橋、渡るのに300円必要ですが、駐車料金は無料(普通車)というのが嬉しいところ。ただ地面が石で凸凹しているので、車高の低い車は要注意です。
●17:55
山口県は車が少なく走りやすく、ペースもなかなか。これまで順調に走ってきましたが、下関にてついにアラーム発動!その時の走行距離は1117km。燃料計の残りの1メモリが点滅するといった状況です。
しかし、福岡県はもう目と鼻の先。プリウスの取扱説明書で警告が鳴った時のガソリン残量は5Lということを知り、行けると判断。いざ九州へ乗り込みます!
●18:55
ついに国道2号線を走破し九州上陸!警告は出ましたが、プリウスくんまだまだ元気。このまま3号線を南下したいところですが、他のネタの撮影のために3時間半ほど停滞です。
●10/23(木) 01:00
さぁ残りはあとわずか。再び出発です。今日の目的地は福岡市の南東に位置する春日市。なぜ中州のある福岡市ではないのか。それはお宿が相棒の実家だからです。経費削減の波はかなりのビッグウェーブの模様。
●02:00
と言った途端、あっけなく着きました。途中で博多ラーメンに舌鼓を打ち、さすがに家まではもたないかもとなどと話していたのですが、なんなく相棒の実家に到着。しかしいくら相棒の実家とは言え、夜中の3時に到着って…。久しぶりの感動的な親子対面の構図もなく、家の人を起こさぬようコッソリ就寝。
-ここまでの通算データ-
3日目終了時点:本日の走行距離:316km 東京からの通算走行距離:1242km 燃費:26.2km/L
●10/24(金) 13:00
起床後、相棒の母親手作りのおにぎりに元気をもらい、春日市を出発。親子の感動の再会は、起床から出発までのたったの2時間。父親に至っては、父親の出勤時に車の移動を頼まれて動かしたという数分程度の再会でした。
●13:30
3号線のすぐ近くにある学問の神、菅原道真が奉られる大宰府天満宮へ。相棒がおみくじをひくも、旅行の項目には「面白からず 盗難等に注意せよ」とある。それを読み、彼がもう一度くじをひき直したことは言うまでもない。
そしてそれは突然やってきました!
体感的には何の変化もないものの、モニターには「異常が発生しました」との警告。ついにガソリン切れです。
すみやかに左に停車。東京の出発地点からここまでの距離は1257km。燃費は26.2km/L。なんともアッサリという感じでしたが、丸3日半にわたる強行軍はここに幕を閉じたのでありました。
-総合データ-
東京からの走行距離:1257km 総走行時間:47時間13分 平均燃費:26.2km/L
大きな地図で見る
■走行を終えて
もう、プリウスの驚異的な燃費につきるでしょう。一般道で26.2km/Lという数値には、正直驚かされました。旅の後半になるとその燃費の良さが憎くなるほど。大きな渋滞に何度も巻き込まれたにもかからわず、この数値には頭が下がります。ちなみに帰り道の高速でも燃費を測ったのですが、その数値は25.2km/Lでした。高速のほうが一般的には燃費が伸びるのですが、プリウスはまったく逆。一般道のほうが良かったんです。
そして航続距離にも参りました。これは驚きましたというより、参りましたという表現が正しい。だって本当に参っちゃったんですよ、どこまで行けるんだコイツって感じです。九州まではさすがに無理だと思っていたのに、結果的に1257kmも走る始末。普通の車だったら2回くらい給油してるんじゃないでしょうか。
そうそう、これは後日談ですが、相棒の発疹。現在はなんともないようです。一体なんだったんでしょうかね。プリウスの限界走行距離はわかりましたが、相棒の発疹の理由はいまだに謎のままです。
東京から926km走り、燃料計の残りも3メモリとなった3日目。プリウスで行く無給油の旅もいよいよ大詰めです。3日目は広島からガソリンがなくなるまで、ひたすら走り続けたいと思います。果たして本州を渡りきるのか…?
3日目がスタートしたところで、恒例のおさらいから始めましょう。東京~広島(Part1~Part3)までの926kmの道のりを、わずか数行で振り返りたいと思います。
10/20(月)の午前6時に東京を出発。10時に小田原、12時に静岡に到達。16時に浜名湖で夕陽を眺め、22時過ぎに名古屋を通過。日付が変わった午前2時に京都に到着。2日目となる10/21(火)は、午前10時にホテルを出発。13時に大阪を通過、15時に神戸のカワイイ女の子に癒され、18時に姫路城で元気と勇気をもらい、テンションはアゲアゲ!21時にファミレスで夕食をとり、日が変わった10/22(水)の午前2時に広島の宿に到着。
ということで、無給油の旅ラストを飾るPart4。元気よく五箇条を復唱!
1 | 東京都内のガソリンスタンドで満タンにし、そこをスタート地点とする |
2 | ガソリンは普通に入れて満タンになる程度まで。車体をゆすったりしてはいけない |
3 | ルートは国道1号、2号、3号(九州に上陸できれば)を使用する |
4 | 高速道路、ならびに有料道路は通ってはいけない |
5 | 安全面を考え、運転は交代制をとる |
●10/22(水) 11:00
プリウスで無給油でどこまで行けるか3日目。
今日でストップするだろうと、軽やかに出発!といきたいところですが、チェックアウトの時刻になっても相棒が現れません。発疹でも悪化したか、これ一大事とばかりに携帯に入電。
「すいません、今起きました」。いやコレ仕方ないんです。本当に疲れているんです。寝ても疲れがリセットされないほどに。普段遅刻しないような男が起きられない状態といえば、その過酷さがわかっていただけるでしょう。
●11:30
昨日の疲れを引きずりながら、広島を出発。ほどなく日本三景の一つ「厳島」へ渡るフェリー乗り場に着きますが、時間もないのでスルー。燃費と走行距離を検証する旅とは言え、ほぼ一日中車に乗りっぱなしという現状に、だんだん嫌気がさしてきます。車だけでなく、船にも乗りたかった…。
↑厳島は別名「安芸の宮島」と呼ばれ、日本三景に数えられる。日本屈指の観光地(左) 陸から見た大鳥居。かすんでいて、おぼろげにしか見えなかった(右)
●12:40広島県を脱出し、本州最西端の山口県へ。
するとほどなく日本三名橋の一つである「錦帯橋」の看板が見えてきました。ここはほぼ2号線沿いですからタイムロスもたいしたことないので、ちょっと立ち寄ることにしました。
ちなみにこの錦帯橋、渡るのに300円必要ですが、駐車料金は無料(普通車)というのが嬉しいところ。ただ地面が石で凸凹しているので、車高の低い車は要注意です。
↑5つのアーチからなる錦帯橋。中国・杭州の橋をモデルに作られた(左) 1000kmを突破し、燃費は26.5km/L。念のため、携行缶にガソリン入れておいた(中右)
ここで1000kmを突破したにもかかわらず、まだ燃料の警告などは現れません。出発前は1000km走ればいいなと思っていましたが、ホントに走ってしまうとは。下道で1000km、プリウスってスゴい。ただ、いざという時に備え、文字通り携行していた携行缶にガソリンを入れておきます。●17:55
山口県は車が少なく走りやすく、ペースもなかなか。これまで順調に走ってきましたが、下関にてついにアラーム発動!その時の走行距離は1117km。燃料計の残りの1メモリが点滅するといった状況です。
しかし、福岡県はもう目と鼻の先。プリウスの取扱説明書で警告が鳴った時のガソリン残量は5Lということを知り、行けると判断。いざ九州へ乗り込みます!
↑リフレッシュ工事のため高速道路を使うことに。下関ICから門司港ICまではたったの4.3km(左) 「待ってろよー、九州」とばかりに、関門橋を見上げて一枚(右)
と勇んでみたのはいいものの、一般道である関門トンネルはリフレッシュ工事のため、なんと通行止め。車で渡るには高速道路である関門橋を利用しなければなりません。ここまで来たら仕方ないと、高速を利用。といっても下関ICから門司港ICまではたったの4.3km。●18:55
ついに国道2号線を走破し九州上陸!警告は出ましたが、プリウスくんまだまだ元気。このまま3号線を南下したいところですが、他のネタの撮影のために3時間半ほど停滞です。
●10/23(木) 01:00
さぁ残りはあとわずか。再び出発です。今日の目的地は福岡市の南東に位置する春日市。なぜ中州のある福岡市ではないのか。それはお宿が相棒の実家だからです。経費削減の波はかなりのビッグウェーブの模様。
●02:00
と言った途端、あっけなく着きました。途中で博多ラーメンに舌鼓を打ち、さすがに家まではもたないかもとなどと話していたのですが、なんなく相棒の実家に到着。しかしいくら相棒の実家とは言え、夜中の3時に到着って…。久しぶりの感動的な親子対面の構図もなく、家の人を起こさぬようコッソリ就寝。
3日目終了時点:本日の走行距離:316km 東京からの通算走行距離:1242km 燃費:26.2km/L
●10/24(金) 13:00
起床後、相棒の母親手作りのおにぎりに元気をもらい、春日市を出発。親子の感動の再会は、起床から出発までのたったの2時間。父親に至っては、父親の出勤時に車の移動を頼まれて動かしたという数分程度の再会でした。
●13:30
3号線のすぐ近くにある学問の神、菅原道真が奉られる大宰府天満宮へ。相棒がおみくじをひくも、旅行の項目には「面白からず 盗難等に注意せよ」とある。それを読み、彼がもう一度くじをひき直したことは言うまでもない。
↑交通安全を祈願(?)し、学問を司る大宰府に立ち寄り(左) もちろんおみくじに挑戦(中) 旅行の項目より気になるのは「軽からず」とかかれた病気の項目(右)
●14:20そしてそれは突然やってきました!
体感的には何の変化もないものの、モニターには「異常が発生しました」との警告。ついにガソリン切れです。
すみやかに左に停車。東京の出発地点からここまでの距離は1257km。燃費は26.2km/L。なんともアッサリという感じでしたが、丸3日半にわたる強行軍はここに幕を閉じたのでありました。
東京からの走行距離:1257km 総走行時間:47時間13分 平均燃費:26.2km/L
大きな地図で見る
■走行を終えて
もう、プリウスの驚異的な燃費につきるでしょう。一般道で26.2km/Lという数値には、正直驚かされました。旅の後半になるとその燃費の良さが憎くなるほど。大きな渋滞に何度も巻き込まれたにもかからわず、この数値には頭が下がります。ちなみに帰り道の高速でも燃費を測ったのですが、その数値は25.2km/Lでした。高速のほうが一般的には燃費が伸びるのですが、プリウスはまったく逆。一般道のほうが良かったんです。
そして航続距離にも参りました。これは驚きましたというより、参りましたという表現が正しい。だって本当に参っちゃったんですよ、どこまで行けるんだコイツって感じです。九州まではさすがに無理だと思っていたのに、結果的に1257kmも走る始末。普通の車だったら2回くらい給油してるんじゃないでしょうか。
そうそう、これは後日談ですが、相棒の発疹。現在はなんともないようです。一体なんだったんでしょうかね。プリウスの限界走行距離はわかりましたが、相棒の発疹の理由はいまだに謎のままです。
Report/金子剛士
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